京都では「ハレ→晴れ」の日お祭りや年中行事などの非日常と
「ケ→普段の生活」の日と呼んで日常と非日常を使い分けていました
「ハレ」の日には晴れ着を着て神聖な食べ物(お餅や赤飯)を食べたり
して特別な日である事を楽しんでいました。
「ケ」は普段通りの生活を送る日ですが「ハレ」と「ケ」はワンセットです
着物を日常着として着ていた時代には「ハレ」の日の衣装と「ケ」の日の
きものは今の私達が普段、家にいる時のくつろぎ着、仕事着、プライベート
で出かける時の服…と自分の好みで選べるのとは、又違った意味合いが
あったのかもしれませんね。
「ハレ」と「ケ」で、きものを替える TPOですが日本では「時」「処」「位」
と言ってきました。時と所と立場です
日本人ならではの、その感覚を和装文化では今でも大切にしています
今年も残りわずかとなりました
来る年が皆さまにとりまして実り多い年であります様に
良いお年を
紅子