着物の帯結びには振り袖の華やかな結びから留袖、訪問着等のお太鼓結び
浴衣や普段着の半幅の蝶結び等がありますが、昔は他にも色々な帯結び
があった様です。
帯は本来細い紐帯だった為、前結びでしたが、江戸時代中期頃から帯幅が
広くなっていった為、後ろ結びになって行ったそうです。
前結びと言えば花魁や太夫さんを連想しますが、元は大大名や公家
上流の武家の女性もしていたのだとか
帯が前結びだと家事がしにくいのですが、上流社会の女性は自ら家事をする事
は無くお世話の人がいた為前結びでも不自由はなかったのでしょうね。
京都では中年以上の大店の奥様も前結びにする人が多かったのです。
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