京都着物レンタル夢館 五条店

京都で着物・浴衣レンタル/ロケーション撮影/団体OK


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2018年1月16日

2019年11月16日

投稿者:editor

きもの のお手入れ

お茶のお稽古をしている友人がきものを着るのは良いけれどメンテナンスが

面倒くさくて高くつくと言っていました

たしかに1回洗いに出したりシミ抜きをお願いするとそれなりのお値段です

雨が降ったりするとさらに…

ただ、私達が今、きちんとしたお席に着ている絹の着物は、昔、きもので

生活していた時代には、一生に数回着るくらいの高級なものだったのです

身分の高い人は別として江戸時代、庶民は絹を身につける事を禁じられて

いました

時代が下がってくると財を成した商人が絹を素材とした贅沢な小袖を

着るようになりましたが、それでも普段は自身で手入れの出来る

綿や麻のきものでした

祖母や母も普段の着物は家で手入れしていました

お正月や行事で絹のきものを着た時は、衿や袖口をベンジンを含ませた

布で軽く拭いて、後は1日、2日干してから畳んでしまっていました

大きなシミや汚れが無い限り悉皆屋(しっかいや)さんと呼ばれる

専門店には出しません

現在では特別に和のお稽古等をしていない限り、頻繁にきものを着る

生活をしておられる方は少ないと思います

昔と違う意味で絹のきものを着る機会は一生に数回あるか、無いか

そんな理由もあってレンタルは普段でもセレモニー時でも便利な

ものだと思います