平等院の鳳凰堂(ほうおうどう)いうたら10円硬貨でよう知ったはると思いますが、
今日は、屋根の上に輝いてる鳳凰についてお話しします。
中国では昔から四瑞(しずい)いうて、
麒麟(きりん)、亀、竜とともにおめでたい想像上の動物です。
首はヘビ、尾は魚、あごはツバメ、くちばしは鶏、背は亀という
いろんな動物が合体したはる姿です。
そしてアオギリの木に住み竹の実だけを食べ甘い泉の水だけを飲まはるそうです。
なんとワガママな…
そして「鳳」がオス「凰」がメスとも言われています。
金閣寺、銀閣寺の鳳凰も頂上で翼を広げて雄大な姿やけど、
ふと散策しているとお寺の彫刻にも鳳凰がいます。
おめでたい鳳凰をぜひじっくり見つめてみてください。