着物のおしゃれの奥深さ、それに難しいと思われる事のひとつに
「季節の先取り」があります。
きものには季節の柄やお花等が描かれていますが、たった今タイムリーな
柄と言うよりは少しだけ先の季節の柄を選ぶのがお洒落と言われています。
季節の先取りはいいけれど、後戻りは良くない…
とは言うものの桜は日本の代表的な花と言うことで年中(浴衣の柄にも)
ありますし、先取りするためには、季節のお花を知らないといけないし
そんな事を考えていると、益々着物のおしゃれの敷居が高くなって
しまいますよね。
季節感を出すのは柄ばかりではありません。
たとえば、春なら淡い色を夏なら涼し気な色を…と云う様な季節感もあります
季節のお花はあくまでも目安です。その月以外で身につけたら駄目かと言うと
そうではありません。 大きく外れなければ、後は楽しむ事が大切です。
普段のきものを選ぶ時、迷ったら季節をイメージしたお着物を…も、ひとつの
選択肢なのでは?