お芝居でも映画でも素晴らし脇役があってこそ主役は引き立ちます
きものにも、着物、帯をより引き立てて全体をまとめてくれる
わき役達がいると思います
その中でもひときわ光る名脇役と私が思っているのが帯留め(おびどめ)
帯留め好きの方からは、脇役扱い?とお叱りを受けるかも知れませんが…
最近はブローチやボタンでオリジナル帯留めを作るキットも売られていて
特に帯留めとして作られた物で無くても紐を通す部分があれば
帯留めにする事が出来ます
その紐ですが普通は幅二分、三分(約6~9mm)の細い帯留め用の紐を使いますが
舞妓さんの帯留め「ぽっちり」を通す帯留め紐は一寸(約3.7㎝)の幅の
一般には出回らないサイズです
帯留めは宝石やべっ甲、貝、金銀、七宝、木彫、陶器、ガラス等
色々な素材の物があり、帯留めをコレクションされている方もおられます
お茶席や黒紋付の時には避けた方が良いとかの決まり事も聞きますが
戦前の写真には黒留袖に帯留め姿が残っていたりして
本来は別として黒留袖に帯留めは全くタブーでは無かったのだなぁと
思いましたがこれには様々な説がある様です