京都着物レンタル夢館 五条店

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2018年3月25日

2019年11月19日

投稿者:editor

筥迫(はこせこ)と懐刀

筥迫ってご存知でしょうか?

花嫁衣装や七五三の女の子の胸元に差し込んである箱型の物です

紙入れの一種で、昔は厚い紙を折って、その間に櫛や鏡を

挟んで持つための物だった様ですが、江戸時代に広く流行して

女性の正装に欠かせない装飾品となり、筥迫と呼ばれる

様になったそうです

時代劇などで胸元に懐刀(ふところかたな)を入れているのを

見ることがあります

この懐刀は自害用だったそうで、武家に生まれた娘はたしなみ

として自害の仕方を必ず教わったと言います

現在では花嫁衣装の小物のひとつです

昨年、親戚の結婚式が祇園祭の最中、月鉾で行われました

花嫁さんの胸元には、月の刺繍が入った筥迫と懐刀が

しっかり差し込まれていました