花街ではタクシーの事を「おとも」と言います
お客さんには「お待ちどう様です おともが来ました」と伝えます
辞めてからも、ずっと「おとも」と呼んでいて
「おともどうするの?呼ぶの?拾うの?」とか言っていたら
娘が小学生になって学校で笑われてた事がわかって気を
つける様にしました
髪を切りに行くのもヘアーサロンとか美容院では無く
髪結いさんに行くと言ってしまいます
娘にとってタクシーは「おとも」で美容院は「髪結いさん」でした
暮れの事始めの日、鏡餅を持ってご挨拶に行くと、引退した
元舞妓の同窓会の様な事になりました
その時に、こんも話しをしたら、みんな「ある、ある」と言い出して
各々花街ことばNG集のように、なってしまいました
PTAの自己紹介で「おたの申します」と言ってしまったとか
申し訳ありませんと言うところ、つい「かんにんどっせ」と
言ってしまうとか、家事の失敗談とか、最後には笑うしか
ありませんでした
よく考えてみると、みんな、学校に行っている時から、帰ったら
お稽古に行って、屋形の事をして、卒業したら見習いになって
舞妓になって…
普通の娘さんのする事を何もして無いのですから
世間の常識とかけ離れてしまいますよねぇ
「これは舞妓後遺症ね!!」
最後にひとりが言った、この言葉に一同深くうなずきました
ありがとうございます 又 近いうちに