京都着物レンタル夢館 五条店

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2018年10月31日

2019年12月17日

投稿者:editor

44、お茶のお稽古

お茶のお稽古
お茶のお稽古

舞妓の修行の中でお茶の練習は、踊りと並んで必須科目のひとつです

お点前を春のおどりのお茶席以外でする事は無いですし、お座敷で

お茶を点てたと云う事も私はありませんでした。

それでもお茶が必須になっているのは、お座敷での立ち居振る舞いや

美しい所作の為に必要なんだろうなぁとは思っていましたが

その当時、あまり好きな練習ではありませんでした

最近になり、お抹茶体験を担当する事になって、いいかげんな事は

出来ないと思い、改めてお茶の世界を学んでみますと、こんなに

奥深い素晴らしいものだったのかと驚きと感動の連続!

舞妓時代、何度も何度も同じ事の繰り返しの練習を面倒くさいと思って

いましたし「これ、なんの意味があるの?」と何でも頭で考えてからで

ないと動かないと云う様な実に生意気な態度で、先生はよく辛抱強く

教えて下さったなぁと思い出すと恥ずかしさいっぱいです

日本の文化はまず形から入って、後から心を入れると踊りの練習では

教えられます

お茶の練習は本当にその通りの連続で、美しい所作の為に1ミリの単位で

形を整える世界でした

あの時の面倒くさい1ミリ1ミリが今の自身を作っているんだなぁと

今になってようやく、お茶の入り口をのぞかせて貰った…

その様に思っています

ありがとうございます  又  近いうちに