京都着物レンタル夢館 五条店

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2017年3月2日

2019年11月24日

投稿者:editor

6.おどりのお稽古とお控えさん

3月になると練習は春のおどりの練習一色になります。

歌舞練場の2階の大広間で先輩のお姉さん方も一緒で場面毎の練習や最後の総おどりの立ち位置合わせや、踊りの形を確認されます

先生達も普段はおひとりですが総合練習にはたくさん来られます。

先輩のお姉さんの優雅な舞姿にぽ〜と見とれて自分のおどりを忘れ叱られたりもしますが私はこの総合練習が大好きでした。

春のおどりの時にはお茶席が設置されお姉さんのお点前の後ろに控えている「お控え」と言うお役目があってお姉さんが点てられたお茶を主賓の方へお運びするんですが、これは大抵見習いの舞妓さんだったり仕込みさんと呼ばれるこれから舞妓になる修行中の少女だったりします。

お茶席には本日のお点前誰々、控え誰々と名前が書かれていてお控えさんはまだお店出し前で芸名が無いので本名が書いてあるのです。

デビューする事をお店出しと言います。

お店出しが決まると芸名を貰うのですが

これは引いて貰うお姉さんから一字頂くのが通常ですが屋形の一字をつける時もあります。

引いて貰うお姉さんとは?のお話は又次回にさせて貰いますが、逆に引退する時は三角の紙に芸名を書きその横に改め誰々と本名を書いて配ります。

舞妓になってからは本名を使う事はあんまりありませんので、このお控えさんはとても貴重な体験でした

では、又、ありがとうございます