お座敷で浴衣を着る事はありませんが夏のお稽古では
浴衣を着ます
芸舞妓さんの浴衣は一般の方が着ておられる色がたくさん入った柄もの
とは違い紺と白の地味めの柄がほとんどなんです
毎年5月の終わりか6月頃になると踊りや長唄、小唄、常磐津(ときわず)
お囃子の各流派からお揃いの浴衣の反物が届きます
屋形ではその反物を各々のサイズに合わせて仕立てに出します
浴衣会や浴衣浚えと言う芸事の発表会の様なものがあって、その日は
門弟一同揃いの浴衣で参加するのです
習っている稽古の数だけ毎年、浴衣が増えていくわけで
今年のは会用に、去年のは稽古用にと云う具合にとっかえひっかえ
浴衣を使い分けていました
あの頃は浴衣は軽くて涼しくて楽だなぁと思っていましたが今や
洋服の生活に慣れてしまうと、浴衣でさえ暑いと思ってしまいます
慣れって恐いですねぇ
浴衣の時は素足に下駄と言うのが一般的ですが芸舞妓さんは浴衣でも
足袋に草履で帯はおたいこ
師匠や大先輩のお姉さん方は半幅帯を後見結びにしておられましたが
舞妓や若い芸妓は必ずおたいこ結びにしていました
ありがとうございます では 又