花街ではこの世界に1日でも早く入った人が先輩です。年は関係ないんです。
先輩の呼び方は紅子さん姉さん…の様に
名前の下にさんつけて姉さんつけて、さん
が続きます。紅子姉さんでは無いのです。
お客さんはどうお呼びするかと言うと
お年かさの方は社長さんとか専務さんとか
先生とか役職やお仕事によって呼んでました。
お若い方とか役者さんはお名前で呼んだり
お兄さんと言っていました。
単にお兄さんの時もありましたし名字の下
にお兄さんを付けたりします。
その時も姉さんと同じで名字にさん付けて
お兄さんですし鈴木さんお兄さんになります。
太郎さんお兄さんみたいにお名前に
お兄さんとつける時もあります。
何でそうなのかは知りませんけれど
みんなそう呼んでおられました。
着付けして下さる男衆（おとこし）さんは
兄さんでおを付けずに呼んでました。
物凄くご贔屓になるとあだ名を付けて呼ん
でいた事もありましたねぇ
ご飯食べのお父さんとか…
あっお父さんって言うのもありました。
ご飯食べと言うのはお客さんにお食事に
連れた行って貰う事なんですけど色々な
エピソードがありますので別の機会にお話しさせて下さい。
お店出し、してから3年程たちますと後輩の舞妓さんもたくさん出てちょっと
お姉さんになりますし、一人前にご贔屓の
お客さんも出来て、お客さんをあだ名でお呼びしたり、酔って寝ておられるお客さんの顔にイタズラ書きをして舞妓同士
笑いこけたりしていましたよ。
本当に悪い事をしました。ごめんなさい。
では、又、ありがとうございます。