「十輪寺の塩竃(しおがま)」
西山のふもとにある十輪寺さんは平安時代の六歌仙の1人
「在原業平(ありわらのなりひら)」ゆかりのお寺です。
彼は美男で恋多きプレーボーイでした。
晩年、難波の海水を運んで竃(かまど)で塩焼きをして
煙の風情を楽しまはったとか。
また、かって想いを寄せてはった藤原高子(ふじわらのたかいこ)
が近くの大原野神社に来られた時には彼女を想い、
やはり塩焼きをして紫の煙をあげはったそうです。
お互いにまだ好きやったんやろなぁ。
何と情熱的な。
何と風流な・・・
いやはや昔の人はロマンチックやなぁ。
今の人にはちょっとうらやましいかもしれへん。
ところで夢館の新館の住所「塩竃町」も在原業平が
塩焼きしはったことにちなんでます。
十輪寺:〒610-1133 京都府京都市西京区大原野小塩町481
11月23日(木)に塩竈のお清め、火入れ、三弦法曲声明などが営まれる「塩竈祭」というイベントが開催されます♪