襦袢(じゅばん)とは着物の下に着ているもので元々は下着でした
じゅばんはアラビア語、ポルトガル語、インドの音が語源と言う説があります
アンティークきもの同様、昔の物にはずいぶんお洒落で凝った物があります
襦袢に付ける衿もフォーマルな装いでは白ですがカジュアルな着物では
色も柄も自由で組み合わせを考えるのも楽しみのひとつです
下着の分類の襦袢を見せる着方が正式な着装法とされているのは
民族衣装の下着の中ではかなり特別なものと思います
美しいきもの姿の土台は襦袢にあると言われる程、襦袢は大切です
襟をきれいに抜いて着るためにも襦袢はとても重要なのです
ちなみに衿を抜いて着る様になったのは江戸時代中期の事なのだとか…
女性の髪がどんどん複雑化していった時代と重なります
複雑な髪型にびんつけ油を使う様になって襟元が汚れるのを防ぐため
衿を抜く様になったと言います
襦袢は奥が深いです