京都着物レンタル夢館 五条店

京都で着物・浴衣レンタル/ロケーション撮影/団体OK


English
中文(繁体字)
中文(簡体字)
한국어

2024年6月15日

2024年6月18日

投稿者:

着物レンタル×京町家×茶道体験で自分に向き合う時間を

茶道体験

温かい日差しが照らし、そよ風が吹く初夏~

さわやかな緑に満ちた夏の草原、木々、そして山々を見ると、心さえも爽やかになるようです。
特に自然が豊かな京都の街中では、青々とした自然の景色と文化財が調和し、より静かな雰囲気が漂っているように感じられます。

今日は、緑が一層美しい京都の伝統的な建築物である京町屋で、茶道の先生と一緒にゆったりとお茶を学び、楽しむことができる茶道体験をご紹介したいと思います。

茶道について何も知らないと思っている方がいらっしゃるかもしれませんが、ご心配なく‼
初めて茶道に触れる方々のため、優しい説明と冊子、練習の時間を提供いたしますので、よりお気軽に茶道を楽しめると思います。

茶道を一言にいうと?

茶道は、茶の湯とも言い、「和の心」、「おもてなしの心」を表すお稽古の一つとして発展してきました。

「和の心」、「おもてなしの心」というお茶の精神とは、特別に難しいことをすることではなく、普段の生活の中で誰もが行っていることの中にある、と言われています。これを「茶是常識(ちゃこれじょうしき)」と言います。

偽りのない自然のままのもの、飾りのない世界を重んじる精神を継承し、お茶の稽古を通して心からのおもてなしをすることが「茶道」かもしれません。

茶道の歴史

初めて日本に茶が伝来したのは、およそ1200年前の平安時代であると言われます。当時は、お茶は大変貴重な薬として使われ、一般の民には普及しませんでした。

室町時代(1336年~)に入り、上流社会の社交の場として豪華な書院茶が開かれるようになりますが、派手な趣向や遊びの要素が強かったため、茶道の持つ精神性のような無形的な価値が重んじられることはありませんでした。

その後、室町幕府8代将軍「足利義政」の時代になり、村田珠光(むらた じゅこう、1422~1501)によって外見や形式より茶の関わり心構えと精神性を重視した「わび茶」の概念が初めて広まりました。「わび茶」は、現代の茶道の源流とも言われ、後にその精神を受け継いだ千利休(せん の りきゅう、1522~1591)により、哲学性、審美性が加えられ、「わび茶道」として大成していきました。

一方、千利休と同じ時代に幕府の将軍であった織田信長は、茶の湯を広めることで戦国武将たちの荒くれた心に平静を与え、天下統一を図る一助にしたともいわれています。

まさに「茶の湯」は、単なる教養や趣味の次元を超えた一つの「道」として受け継がれているといっても過言ではないと思います。

出所:「NHK特集 京都・表千家~わび茶の世界~(1986年作)」から

茶道に使われる抹茶は?

茶道に欠くことのできない存在、「お抹茶」。

表千家・裏千家・武者小路千家のような各流派によって、御好みの抹茶の種類もそれぞれです。夢館の京町家で行われる茶道体験の先生は「裏千家」という流派に所属しております。なので、お抹茶も裏千家御好みのものを使っております。

初めて抹茶に接する方の中には、抹茶は苦いもの、古いものというイメージをもっていらっしゃるかもしれませんが、実際お抹茶を味わってみると意外にも渋みがなく、特有の深い旨味を感じられると思います。

特に、夢館の茶道体験のお抹茶は、裏千家御好み抹茶の中でもまろやかな風味とほのかな甘みがあるものを提供いたしますので、お抹茶ならではの優しい味をより美味しく楽しんで頂けます。

旨味の秘密を簡単に紹介

抹茶が日差しを浴びると「テアニン」という旨味成分が「カテキン」という渋味成分に変化します。美味しい抹茶には渋味を抑え、旨味を引き出すために色んな工夫がされています。栽培の際、よしずで影を作り、大切に育てた茶葉を揉まずに蒸し、石臼でひいた抹茶がそのものです。

特に、早く粉が作れるミキサーのような機会を使わず、石臼でお抹茶を作る理由も抹茶が持つ味香を守るためのコツと言えます。石臼は重いのでまんべんなく挽くことができて荒のない粉になる、石でゆっくり挽くので熱が発生しにくいという利点があります。その工夫を重ねて30~60ミクロンの小麦粉より細かい5~10ミクロンの抹茶が完成し、深い味わい、鮮やかな色み、まろやかな泡を存分楽しめることができます。

夢館の茶道体験では、抹茶の中でも関西の京都府・奈良県・滋賀県・三重県の4府県産茶を代表する「宇治茶」を使っております。

出所:宇治茶の茶畑の様子(https://ja.wikipedia.org/wiki/宇治茶

その他、抹茶はビタミンやタンニン、カフェインなど多くの栄養成分が含まれており、美容にも優れています。特に、水に溶けないビタミンAや繊維質も抹茶なら手軽に摂取することができますので、健康にも良いです。

抹茶には濃茶と薄茶がある

茶の湯のお点前には濃茶と薄茶があります。読んで字の如く、抹茶の量の違いです。作法にも違いがあり、濃茶は練るように点て、上級者向きです。

夢館の茶道体験では、入門編として薄茶のお点前を体験して頂きます。一般のお茶会でも薄茶が多く用いられています。茶道体験で学びましたお茶の点て方や、飲み方などを覚えて頂ければ、きっと役に立つ時があると思います。

お茶具の紹介

お抹茶を個人でカジュアルに楽しむだけでしたら、茶碗と茶筅さえあれば、お抹茶をいただくことが出来ます。しかし、お客様をもてなすお茶席では、様々なお道具が必要です。

お茶席で使われるお道具は色々ありますが、夢館の茶道体験で使うお道具は大きく8種類があります。
・茶碗(ちゃわん)
・茶筅(ちゃせん)
・茶杓(ちゃしゃく)
・棗(なつめ)
・柄杓(ひしゃく)
・風炉(ふろ)
・水指(みずさし)
・袱紗(ふくさ)

その他にも、飾り物として「掛け軸」や「お花」「お香炉」などをお茶室で使っております。
夢館の茶道体験では、約100年を超える伝統的な京町家ならではの趣を感じながら、ゆったりとした気持ちで茶道体験をお楽しみ頂けます。

夢館の「茶道体験」紹介

夢館では、伝統ある京町家で日本文化の総合芸術といわれる「茶の湯」体験を、先生によるお手前と自分でも点てることが出来ます。

料金

◆グループセッション(他の参加者の方と相席になります)
・1名様:お一人様 9,240円
・2名様以上:お一人様 4,620円
・3名様以上:お一人様 3,080円

※着物レンタル必須。別途代金がかかります。

◆プライベートセッション(貸し切り)
・上記の茶道体験料金に追加料金 +11,000円

※着物レンタル必須。別途代金がかかります。

所要時間

約50分

※着物レンタルをされる場合、所要時間は約2時間~2時間半となります。

対象年齢

7歳以上

【ご注意】
お子様から目を離さないようにご注意ください。 
当方のスタッフやお茶の先生が注意したにも関わらず、お子様の行動により、体験の進行が難しいと判断した場合は、ご退出をお願いすることがございます。ご了承くださいませ。

【6歳以下の場合】
6歳以下のお子様が参加をご希望される場合、別途お部屋貸し切り料が発生いたします。
ご相談ください。(お部屋貸し切り料は人数によって異なります)
3名様~4名様 11,000円
5名様~10名様 19,800円

定員

1名~10名様まで

※11名様以上はご相談下さい。別途お見積りとなります。

対応言語

日本語・英語・中国語

以下の言語 はリクエスト制(別途料金:3,300円)
「韓国語」
※通訳スタッフの勤務状況により対応出来ない場合があります。

先生のご紹介

鈴木文(すずきあや)先生
裏千家専任講師【茶名 宗文】

1964年大阪府生まれ。10代から京都に通い裏千家茶道を学ぶ。茶道の深い精神性や根底にある哲学などに魅せられ、茶道の良さを多くの人に伝えていきたいという熱き想いから講師の道へ進む。
茶道だけでなく、和の文化である「書道」「華道」においても師範級の腕前。
趣味はホットヨガや京都町歩き。「茶道を学ぶことは心を磨くことであり、生き方を学ぶこと」と考え、
日々精進している。

【文先生からのメッセージ】
お茶の世界には日々の生活を豊かにするヒントが沢山あります。和の空間で言葉を感じ花を愛で、器を楽しみながらいただく一碗のお茶。あなたも茶道の魅力に触れてみませんか。『一期一会』素敵な出会いをお待ちしています。

京都着物レンタル夢館五条店(着物のお着替え場所)

〒600-8103 京都市下京区塩竈町353 豊彩ビル

電話番号075-354-8515
メール:info@yumeyakata.com

営業時間:10:00 ~ 17:30(最終入店16:00)
休業日:年末年始(12/31~1/3)

160年以上の歴史を持つ呉服屋が運営する着物レンタル店。色数、着物の種類、サイズともに豊富。
安心してご利用いただけます。

京都着物レンタル夢館御池別邸(茶道体験場所)

〒604-0846 京都市中京区金吹町472-1

電話番号:075-254-8920
メール:info@yumeyakata.com

営業時間:リクエスト制
休業日:年末年始(12/31~1/3)

明治時代から受け継がれる伝統ある町家(町屋)の店舗です。店内に入った瞬間からわくわく、
京都のほっこりした雰囲気を感じて頂けると嬉しいです。
格子窓や庭園、縁側など四季折々に楽しめるスタッフも自慢の町家です。