京都で「十三まいり」といえば嵐山の「法輪寺」です。
ちょうど渡月橋から山の方に見えるお寺です。こちらのご本尊は「虚空蔵(こくぞう)菩薩」さんで知恵や技芸上達を授けてくれはります。
また毎年2月8日と12月8日には「針供養」があります。和裁などの針仕事をしたはる方が針に感謝して針仕事の上達を願わはります。昨日も寒い日でしたが空気が張り詰めた本堂にはお坊さんの法要のあと大きなこんにゃくに大きな針を刺して供養が始まりました。
いつもはかたい木綿などの生地に針を通しますが今日は柔らかいこんにゃくで針にも休養してもらうからやそうです。針に感謝しながら針仕事の上達を願うこの行事はホンマに京都らしい伝統のある行事です。
京福電気鉄道嵐山本線「嵐山駅」下車 徒歩4分
京都バス・市バス「嵐山」バス停下車 徒歩3分
京都検定1級 貴船 茜