最終更新: 7月2日
伏見といえば国内外から人気を集める伏見稲荷大社が有名ですが 、実は全国有数の日本酒の酒どころとしても知られています。 昔ながらの白壁土蔵の酒蔵群が立ち並び着物に映える趣ある街並みが続く伏見の地で、今回日本酒の試飲(ティスティング)を楽しめるKYOTOINSIDERSAKEEXPERIENCEツアー(※ツアーは英語対応のみ)に参加してきました。
集合場所は、大手筋商店街の中にある伏見館。ガイドさんの簡単な挨拶の後、早速、月桂冠大倉記念館へ出発!
月桂冠大蔵記念館は、いにしえの酒造用具類の展示を通じて日本酒文化が感じられる史料館です。
まずは、施設内の月桂冠酒香房(げっけいかんさけこうぼう)に移動します。そこでは、ガイドさんによる伏見の歴史や日本酒の作り方についての解説がありました。
日本酒に使うお米の種類や精米(せいまい)具合による違いなど、昔ながらのお酒の作り方を解説していただきました。
モロミ の発酵の様子をガラス越しで見学ができる上、発酵途中のモロミの香気も同時に体験することができます。
見学が終わると施設のエントランス付近にあるきき酒処(ききざけどころ)へ移動!いよいよお楽しみの試飲(ティスティング)です!!
今回試飲したのは、写真左から 京しぼり大吟醸・洛伝純米酒・祝純米吟醸・古都千年純米大吟醸・たれくち本醸造生原酒・五百万石本醸造にごり酒・伏水純米熟成酒の7種類!!!
それぞれに味わいが大きく異なり 、今さらながら日本酒の豊富さと奥深さにビックリしました。最初は日本酒のみを味わい自分なりの点数をつけたあとにおつまみが登場!
漬物やお酒のおともに定番の枝豆!スモークチキン・クリームチーズが登場。一通りおすすめの組み合わせを試した後は、自分好みの組み合わせを楽しみます。
体験時間は3時間ほどでしたがあっという間に時間が経ちました。終わった後は少しほろ酔い気分で月桂冠大倉記念館を後にしました。
中庭
内蔵酒造場、職人の宿舎に囲まれた、広いスペースの中庭です。かつては発酵用の酒桶をこの庭に並べて天日で干して乾燥したそうです。
ちなみに日本酒の酒蔵や酒屋さんで見かける杉玉(すぎだま)ですが、「新しいお酒ができました」とお知らせする昔ながらの 造形物 です。写真の色は茶色ですが、新しいものは鮮やかな緑色です。緑色の杉玉を見つけたら是非、その年の新酒を味わえるチャンスなので試してみてくださいね!
◆KYOTO INSIDER SAKE EXPERIENCE(※英語対応のみ・日本語不可)
◆伏見館
アクセス:
京阪本線「伏見桃山駅」下車 西へ 徒歩3分
近鉄電車「桃山御陵前駅」下車 西へ 徒歩4分
◆ツアー集合場所:伏見館
酒蔵ツアー場所:月桂冠大蔵記念館
◆月桂冠大蔵記念館
アクセス:
京阪本線「 中書島駅 」下車 徒歩5分
近鉄電車「桃山御陵前駅」下車 徒歩10分
撮影:槇村